文章の書き方のコツ2
前回のブログで「文章の書き方のコツ」を紹介していますが、すぐに実践できるポイントはまだまだありますので、紹介していきます。
先に結論から書く
文章の最初に結論を書いて、読者の興味を引きつけましょう。
冒頭でどういう話なのかわからない文章は、読んでもらえません。核心から切り込むことでインパクトを残し、続きを読みたいと思わせるのです。
大事な話題を最初に出すことで、最後まで読んでもらえる文章になりますよ。
主語と述語をかみ合わせる
主語と述語の係り受けに気をつけながら書きましょう。
主語と述語のかみ合わせがズレてしまうと、誤読につながるので、気を付けなければいけません。
主語が抜けてしまっていないか、自分の書いている文の主語はどれか、常に意識しながら書きます。
翻訳文体にご用心
翻訳文体とは、文章を翻訳するときに、なくても意味が通じるところに「こと」を入れた言い方のことです。丁寧な言い回しになりますが、少し回りくどい印象になってしまいます。
例えば「I can fly.」は、「私は飛ぶことができる」となりますが、「私は飛べる」と意味は同じですよね。後者のほうが、内容がシンプルに伝わりませんか。
ビジネス文では、読みやすく伝わりやすい文章にしたいので、翻訳文体は控えることをお勧めします。
「は」と「が」の使い分け
主語を示す機能を持つ「は」と「が」、私たちは自然と使い分けています。
これを使い分けないと、違和感のある文章になってしまいますよ。一度考え出すとわからなくなってきてしまいがちですが、主語が未知のものには「が」、既知のものには「は」を使えばいいのです。また、見たり聞いたりしたままの事実を素直に表現するとき、主語には「が」をつけます。「は」には、対比の意味もあります。
なんとなく使い分けてた「は」と「が」だと思いますが、このルールを理解することで、文章力が上がりますよ。
ら抜き言葉になっていませんか
「ら抜き言葉」を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。「ら抜き言葉」は、会話では特に問題ありませんが、文章となると気をつけなければいけません。使い分けには、とても簡単な原則があるので、確認していきましょう。
まず、単語を否定形にします。「見る」の否定形は「見ない」となり、そこから「ない」を取り、残った「見」の母音を考えます。「見」の母音は「い」ですね。母音が「い」の場合は「られる」がつくというルールがあるので、「見られない」となるのです。他には、母音が「あ」の場合は「れる」、「い」「え」の場合は「られる」。
ようするに、最初の文字の母音が「い」「え」になる場合は、ら抜き言葉になってはいけません。